「精神世界の鉄人」 エッセイ集

タイトル 発行月日
バシャール 18  豪邸 7/6/2001

アメリカ人の家でのホームステイは、とても良い経験になりました。観光でアメリカに行くのも良いのですが、できればホームステイの体験を是非勧めます。本当のアメリカの文化がわかります。

また、大げさかもしれませんが、私は、「世界平和」というものに、これほど有効な手段はないのではないかと、考えています。一度でも経験すれば分かると思うのですが、外国に、もう一つの家族ができるのです。そして、その家族のいる国と、戦争をしたいと、絶対に思わなくなるのです。私はもう、絶対にアメリカと戦争はしないと思います。本当に。(笑)

さて、その家はとても楽しかったのですが、やはり、いろいろと不自由も感じました。まず食事。やはり、「アメリカ食」がずーと続くと、少しきつく感じてきました。また他にも、いろいろと小さな問題が、起こってきました。

それで、「そろそろ、この家を出たいけど、どうしようかなー。」と考えるようになりました。アパートに引っ越して、ルームメイトと暮らそうかと思ったり、いろいろ悩んでいました。しかし、私の原点である、「バシャール」に戻ろうかと思いました。

「バシャール」の本の中に、こういう話があります。

丘の上の家に住みたいという人がいます。そして、ある丘の上の家に憧れていました。でもその人は、お金がなく、とてもそういう家を買えるだけの状況ではありませんでした。そこで、悩んでいると、友人が現れ、「一緒に、レストランに食事に行こう!」と誘います。でもその人は、「家のことで悩んでいて、それどころじゃないよ。」と言います。でも友人は、「今、家を買うという、1番ワクワクすることことができなかったら、2番目にワクワクすることをしたら、どうだろう? その2番目は、僕と食事をすることだよ。絶対にうまくいくから、大丈夫だよ。」こう言って、むりやりレストランに連れて行きます。すると、そのレストランに、その友人の友人が現れ、同席するようになります。そこで、その人が丘の上の家の話をします。すると、その友人の友人が、「その丘の上の家は、僕の家だよ。これから出張で、外国にいくから、君にタダで住んでもらうことにするよ!」と言ってきて、その人は、タダで、その丘の上の家に住むようになる。

こういう内容です。バシャールは、私達の住んでいるこの世界は、本当はこういう「力学」で動いていると言うのです。

私は、今度は、これにチャレンジすることにしました。お金など貯金せず、アルバイトなどせず、ただひたすら、「ワクワク」を続けたのです。

そんなある日、沖縄にいた頃、トレーニングジムでお世話になった先輩が、沖縄から電話をかけてきたのです。「明日、ロスの空港まで迎えに来てくれ!」と。

空港まで迎えに行くと、「これから知り合いの家に行こう!」と言いました。それで、運転して、連れて行きました。

そこは、「サン・マリノ」という超がつく、高級住宅街でした。ある意味では、「ビバリーヒルズ」よりも凄いかもしれない、本当の「大金持ち」が住む場所でした。

敷地内に2軒の家があり、プールもある豪邸に連れていかれました。そして、

「トーマ君、ぜひ、この家に住んでくれないか? 実は、誰も住んでなくて、困っているんだよ。おまけに先週、原因不明の火事があり、どうしても君に住んでもらいたいんだよ。」

こう言ってきました。私が驚いて、

「でも、こんな豪邸、いったい家賃、いくらするんですか? そんなお金、ちょと払えませんよ。」

こう言うと、ニコニコ笑いながら、

「家賃は、要らないよ。電気、ガス、水道、全てタダだ。おまけに毎月、こちらからトーマ君に、住んでもらうお礼として、お金を払うから。永久に住んでもいいよ。」

こう言ってきました。もう、ビックリしてしまいました。なんでも、ある金持ちの別荘で、その先輩は、その金持ちから、「誰か住んでくれる人を、探してください!」と頼まれていたそうです。なんでも、日本の首相なども、泊まりにきたことのある別荘だそうです。改めて、「バシャール流ワクワク人生哲学」の威力が分かりました。もう、少し怖くなってしまいました。(笑)

1997年11月のことでした。今でも、その家に、「お金を貰いながら」住んでいます。とても快適です。

ここで少し、「ワクワク」について、もう少し自分なりの解釈を述べておきます。あくまでも参考にしてください。皆それぞれ、状況は違いますから。

「ワクワク」にも大きく分けて、二つあります。「周りの人を幸せな気分にさせるもの」と「周りの人をイライラさせるもの」です。暴走族の暴走行為などは、後者です。彼らは、「ワクワク」していますが、周りの普通の人々は、「イライラ」しています。これは偽物です。自分も周りも「ワクワク」するものが、本物です。

ただ、どうしても、周りの環境が自分にとって悪く、周りが「ワクワク」しないようなら、その環境そのものから、抜け出した方がいい場合もあると思います。

また、「本物のワクワク」の目安ですが、それはズバリ、「がんばらない状態」です。すこし誤解されるかもしれませんが、言い切っちゃいましょう。

「頑張る」という言葉は、本来「我を張る」という言葉が語源らしく、あまり良い状態ではないようです。「エゴを丸出しにする」ということで、仏教の開祖の「お釈迦様」が、最も悪いことだとみなした行為です。

「自然の流れにのる」と言い換えることもできると思います。とにかく無理のない状態なのです。自分で、「無理しているな」と思う「ワクワク」は、止めた方がいいと思います。

あと、周りの「状況」をしっかり見て、第一希望の「ワクワク」ができなければ、第二希望、それも無理なら第三希望と、「妥協」することも大切です。「ワクワク」でうまくいかない人は、「第一希望のワクワク」にこだわりすぎている場合が、多いような気がします。

ここで、あなたの「ワクワク」を分析してみましょう。

もし、あなたが、あと1ヶ月の命でしたら、あなたは、なにをしますか? それが、あなたの第四希望の「ワクワク」です。あと、1週間だったら? それが、第三希望です。一日だったら? それが、第二希望です。1時間だったら? それが、あなたの本当の第一希望の「ワクワク」です。

「第四希望のワクワク」でもいいと思います。ただ、あくまでも私達の「生き方のベクトル」は、「ワクワク」に向ったほうがいいと思います。

うまく言葉では、説明できないので、いろいろ自分で試してみた下さい。だんだん、「コツ」が分かってきます。

では、頑張ってください。じゃなくて、「頑張らないでください!」(笑)

 

 

 

 

 

 

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