「精神世界の鉄人」 エッセイ集

タイトル 発行月日
バシャール 19 サイキック・リーディング 7/7/2001

1998年の春、日本から、「ヴォイス」で働いていた頃の、仲間が二人、ロスにやってきました。二人とも「ヴォイス」を辞めて、自分探しの旅に来ていました。

実は、その半年前、不思議な偶然がありました。「ヴォイス」にいた頃、講師の一人に、「トニア・テル」というアメリカ人がいました。元ハリウッド女優で、その後、霊的な仕事をするようになった女性でした。東京の「ヴォイス」にいた頃、たまに顔を合わせて、挨拶するぐらいの関係でした。

サンタモニカの英語学校で、先生から、「フィットネス・フェア」の案内をもらい、そのハリウッドの展示会に行ってみると、その会場の一部屋で、何故か、その「トニア・テル」が「サイキック・リーディング」のワークをやっているのです。もうビックリして、

「あなたは、トニア・テルですよね? 私は、ヴォイスのトーマです。覚えていますか? 奇遇ですね!」

と声をかけると、向こうも本当にビックリして、

「そういえば、顔を見た覚えがあります。こんなところで会うなんて、本当に、奇遇です。神様が二人を会わせてくれたのですね!」

と言いました。二人とも、感激してしまいました。

その話を、そのロスに来た、二人の仲間に話すと、

「それでは、トーマさん、トニー(トニア・テル)に会いに行きましょう!」

という話になりました。そして、トニーが、毎週火曜日の夜に、ハリウッドの教会で、ワークをやっているという情報をもらい、「サイキック・リーディング」をうけに行くことにしました。

教会の小さな一室で、トニーのワークは、始まりました。

どうやら、トニーのやり方は、「タロット・カード」をシャッフルしながら、その相手の前世をみるというやり方のようでした。シャッフルしていると、前世がみえるということでした。会場は、劇場になっていて、一人づつ、舞台にのぼって、みてもらうようになっていました。

友人二人がみてもらった後、私の番になりました。舞台にのぼると、少し緊張していました。それでトニーが、私の緊張をほぐすために、

「ねえ、トーマ、日本語で、LOVEて、どう言うの?」

と聞いてきました。それで、私が、

「愛(アイ)と言います。」

と答えました。するとトニーが、

「アイ、素敵な言葉ね。ところで、一枚、カードを引いてくださらない? その引いたカードが、あなたの今年のテーマになると思います。」

こう言ってきたので、試しに一枚引いてみました。すると、引いたカードは、

「LOVE(愛)」

でした。会場のお客さんたちが、「すごい!すごい!」と拍手してました。

私が、トニーの前を歩き回り、トニーが、「タロット・カード」をシャッフルし始めました。そして、私に一番関係のある前世がみえてきたようでした。

「トーマ、あなたは、太古の昔、地球で、ものすごく強い戦士でした。そしてその時、たくさんの人を殺しています。そして、あなたは、洞窟の中で、よく絵を描いていました。また、あなたは狩猟が得意でした。でもあなたは、動物を殺すことに、とても罪悪感をもっていたようです。以上が私のみえた、あなたに最も関係のある前世です。今はこれしかみえません。」

こう言いました。なんと、私が日本にいた頃、六本木のカラオケボックスで、友人の退行催眠によって、自力で思い出した「前世」と、100%の確率で、一致していました。もう大笑いしてしまいました。私が、

「トニー、その前世は、私が日本にいた頃、自分で思い出した前世と、全く同じですよ! 100%の一致です! すごい!」

こう言うと、トニーが続けて、

「トーマ、あなたのサイキック能力は素晴らしいです。本当にすごい!」

こう言いました。それで、私が念を押して、

「トニーのほうこそ、大変なサイキック能力です! 素晴らしい!」

と言ったら、会場のお客さんから、大拍手されました。皆、喜んでいました。

改めて、「輪廻転生、サイキック能力」が本物であるということを、確信しました。

「生まれ変わり」の現象については、いろいろな意見がありますが、私自身は、他のいろいろな経験から、絶対にあると確信しています。

トニーは、本当に私の「前世」を霊視できたのだと思います。学者によっては、私の深層心理を読んだのだとか、いろいろな解釈をするでしょうが、自分自身は、たぶん、「アカシック・レコード」という宇宙の始まりから、終わりまでの全ての記録が貯蔵されている記録があり、それをトニーのような「本物の霊能者」たちは、読んでいるのだと思っています。

その夜も、私にとって、忘れられない夜になりました。思うに、「精神世界の目覚め」というものは、その人にあった速度で、無理のないように起こるのだと思います。それは、本当に自然の摂理のように、やさしく私達を、包んでくれているような流れのようです。

その後、その仲間二人と、レストランで食事をしました。すると、一人が、

「トーマさん、そういえば、ダリル・アンカさんに、まだ会ってなかったんですよね?

どうですか、明日、ダリルさんに、会いに行きませんか?」

こう言ってきました。そういえば、まだその時、ダリル氏に会っていませんでした。

「行きましょうか!」

それで、ダリル氏の自宅に、遊びに行くことに決定しました。

皆さん、大変長らくお待たせしました。次回、「ダリル・アンカ」氏の登場です!

 

 

 

 

 

 

 

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