「精神世界の鉄人」 エッセイ集

タイトル 発行月日
いじめ 14 光 9/6/2001

1996年の秋、東京で、「ヴォイス」という精神世界の専門会社で仕事をしていた時、不思議なことがありました。

ある日、仕事をしていると、会社のオフィス全体が、光に包まれ、書類などが読めなくなりました。コンピューターの画面も見えなくなり、しかたなく、仕事を中断してしまいました。

最初、蛍光灯でも壊れたのかと思ったのですが、その光の光源が、一人の女性だということに気がつきました。もう、眩しくって目が開けられないぐらいの光でした。しかし、奇妙なことに、この光が見えるのが、どうやら、私一人だけのようで、他の社員の人たちは、何事もないような感じで、ワープロを打ったり、電話の応対をしたりしていました。

生まれて初めて見る、強烈な光でした。その光の中で、その女性は、他の人達と、楽しそうにお喋りしていました。

1997年の秋に、その女性が、仕事でロサンゼルスに来たので、会うことになりました。すぐに、打ち解け、姉と弟のように、仲良くなりました。

その女性、Aさん(実名ふせる)は、凄い人物でした。日本に最初に、「精神世界」を広めた人物でした。以前から、

「いったい、誰が日本で最初に、精神世界を始めたんだろう? 創始者は誰だろう?」

と疑問をもっていたのですが、このAさんが、どうやら創始者だったようです。「ヴォイス」の喜多見社長や、関野夫妻、竹原さんなど、初期の頃に、日本に、「バシャール」を呼んで、「精神世界ブーム」を創った人達も、このAさんの後輩にあたるそうでした。「なるほど、超大物だ!」と思いました。

ロサンゼルスをドライブしたりして、一緒に遊んだのですが、どうしても、東京にいた頃、Aさんの体から発していた、物凄い光のことを、聞いてみたくなりました。それで、ロサンゼルス空港まで、送っていった途中の車の中で、聞いてみました。

「ねえ、Aさん、東京で、Aさんの体から、信じられないような光が出ているのを、見たのですが、あれは、何ですか? Aさんは、いったい何者ですか?」

しばらく、Aさんは黙っていました。外はロスでは珍しく、大雨でした。

それから、Aさんは、静かに話始めました。

話によると、Aさんは、子供の頃から、ずーと長年に渡り、父親から、暴力を伴った、虐待を受けて育ったそうでした。とてもつらく、苦しかったそうです。

私は、学校での「いじめ」でしたが、Aさんは、家庭での「いじめ」だったそうです。

ところが、ある日、悟りのようなものがあり、気づいたそうです。

「そうか! 私は、本当は父親が好きだったんだ!」

こう思い、父親の全てが、赦せたそうです。すると、その瞬間、もの凄い光が、降りてきて、光で体が、包まれたそうです。そして、両手に痛みを感じたと思った瞬間、その手から、血が流れはじめたそうです。

ここまで話した後、Aさんは、一呼吸おいて、こう言いました。

「私が、イエス・キリストなの…。」

ビックリしました。キリストの再臨(Advent)については、いろいろな預言や学説があるのですが、まさか、Aさんに再臨していたとは、さすがの私も驚きました。

話はまだ続き、Aさんが、キリストになった時、道を歩いていると、「光の柱」が、たくさん動いているのが、見えたそうです。

「あれ、この光はなんだろう?」

と思って、よく見ると、「人間」だったそうです。

「全ての人間は、光だった!」

と言っていました。「キリスト意識」のレベルでは、人間が光だということが、わかったそうです。

その神秘体験の後、Aさんは、様々な宗教を渡り歩き、インドの「アシュラム」などで、修行した後、日本で、「精神世界」の活動を始めたそうです。まさに、「ニューエイジの夜明け」の話を、直接聞く幸運に、私は恵まれました。

「人間は全て、偉大なる光である」ということを忘れ、いがみ合ったり、争ったり、いじめあったりしているのが、人間らしいです。

この話も、公開するかどうか最後まで、迷ったのですが、やはり公開することにします。読者の人たちの、何かの気づきのキッカケになるかもしれないので…。

このAさんは、今でも、この地球上のどこかで、「精神世界」の活動をしているのですが、たまに、ロサンゼルスにも来ます。

私の「教育係」でもあるのですが、会うたびに、愛情をもって、必ずいじめられます。現在の私をいじめることができるのは、このAさんぐらいです。(笑)

「ト―マ君のためを思って、いじめてあげているんだからね!」

と必ず言います。(笑) 

やはり、「いじめ」も、「愛」の表現の一つかもしれません。(笑)

 

「いじめ・シリーズ」、今回で終わらせていただきます。

実は、今日から、また大学生活が、スタートしました。長い休学(7ヶ月)が終わり、また、学生に戻ります。しばらく勉強していなかったので、頭が、少しボケています。(笑)

週末には、また、一人旅にでかける予定です。今度は、どこに行こうかな?

また、来週ぐらいから、新シリーズスタートしますが、大学が始まったので、今までのような長編や、頻度では、書けないと思います。短編で、暇な時に、書くようになると思いますが、今までのように、よろしくお願いします。

では、最後に、恒例のまとめの言葉で、しめくくります。

 

 

「あなたの隣人を、あなた自身のように愛しなさい」

by イエス・キリスト 「マタイの福音書」

 

 

 

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